no.005
伊藤 誠
Makoto Ito
size
3800x4800x4000mm
material
steel
換気口 vent
伊藤誠がつくる作品はある面からみると平面的ですが他の側から見ると全く違って見えるという空間です。今回のデパートの脇にあるペデストリアンデッキ下のドライエリアは普通は自転車置場などになる場ですが、作家はここを逆に楽しい空間に変えてしまいました。建築上のデットスペースは動物たちや子どもと同じようにアーティストにとってもライブスポットなのです。
伊藤 誠/日本
Makoto Ito/Japan
1955 -
1955年愛知県に生まれる。1983年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。1993年A.C.C.奨学金により渡米、1993年Triangle artist workshop（ニューヨーク）に参加。1996-97年文化庁在外研修員としてアイルランド滞在。80年代から作家活動を開始し、FRP（繊維強化プラスティック）、ゴム、ステンレス、鉄などの身近な素材を使った不思議でユーモラスなかたちの立体作品で広く知られている。パブリックコレクションは東京国立近代美術館、東京国際フォーラム、越後妻有アートトリエンナーレ2000、札幌ドーム、千葉市美術館、愛知県美術館など多数。2005年タカシマヤ美術賞を受賞。現在、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科教授。