no.047
彦坂尚嘉
Naoyoshi Hikosaka
size
(R)2800 x 1400 x 310mm, (B)2800 x 1500 x 310mm
material
steel
換気口 vent
赤い作品“母と子を殺した父親のようなもの”
青い作品“父親に殺された子を受精させた父親のようなもの”
Red work ”Like a Father Who Has Killed His Wife and Child”
Blue work ”Like a Father Who Fertilized the Child He Had Killed”
彦坂尚嘉は美術学生の時から美術と、それを囲む社会について鋭く考えてきた人です。この排気口では全体をつくろうとしましたが、制限が多く、その限定のなかで排気口の高さについてこだわろうとしたそうです。その結果できた馬の鞍のような形は道路側からも建物側からも見て面白いものになりました。
彦坂尚嘉/日本
Naoyoshi Hikosaka/Japan
1946 -
1946年東京都生まれ。1969年 宮本隆司、石内都、刀根康尚、堀浩哉らと美術家共闘会議(美共闘)結成に参加。1982〜1983年 文化庁在外研修員としてフィラデルフィア大学院に特別生として留学。1982年 第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ、1987年 第19回サンパウロ国際ビエンナーレ等、多数の国際展で活躍。1970年代から美術評論活動も精力的に行っており、『反覆/新興芸術の位相』(1974年)の著者としても知られる。