no.058
箕原 真
Shin Minohara
size
(a)/(c) 1200x852x810mm, (b) 1020x852x810mm, (d)840x852x810mm
material
aluminum
車止め bollards
人の球による空間ゲート
Spatial Gate Made of Human Spheres
箕原真は建築家です。ここは歩行者専用でありながら、時には緊急車輌が出入りする移動可能な車止めを2カ所でつくりました。球体の被膜を立体と壁でつくりながら、その球体を感じさせる装置です。それを作家は球空間による「空間のモデル」と呼んでいます。車中心の都市の機構を人間中心のものへと変えていく契機があるような車止めが登場したのです。
箕原真/Japan
Shin Minohara/日本
1959 -
1959年生まれ。1986年早稲田大学大学院卒業後、鈴木了二建築計画事務所を経て、箕原正デザイン研究所(現ミノハラ・スタジオ)に勤務。葛西臨界公園のモニュメントなど国内外のパブリックアートを多数手掛けている。1988年と1990年に環境芸術大賞を受賞。代表作である1993年の「けいはんなプラザ」日時計モニュメントは文字盤面積が3,877.86m²あり、文字盤の面積世界一として1994年度のギネスブックに記載されている。この作品には緑色のレーザー光線を北極星に向けて発射する機能があり、装置の故障により長い間未点灯のままだったが、住民や地元企業のプロジェクトチームにより修復され、2012年に再点灯された。