no.104
小林泰彦
Yasuhiko Kobayashi
size
1150 x 900 x 200 mm
material
stainless steel
車止め bollard
小林泰彦は目が錯覚するような作品をつくりました。車路側がまったいらで歩道側が少し変わった遠近法でできている、地上との接点が1点という不安定な形態です。作家はなにか楽しい遊びをしてやろうと考えているようです。ステンレスの作品の場合ブロンズなどのように手でつかんでつくっていくわけではないので、頭脳の中と図面の上での作業が多くなるかもしれません。
小林泰彦/日本
Yasuhiko Kobayashi/Japan
1947-
1947年 東京生まれ。1972年 東京芸術大学美術学部卒業、安宅賞を受賞。1974年 東京芸術大学大学院鍛金専攻科修了。1987~89年アメリカ滞在。1989年 ワシントン大学彫刻科客員芸術家。2007~13年 東北芸術工科大学教授。現在は日本現代彫刻作家連盟同人。
円柱、円錐、四角錐などの幾何学形態をモチーフにしたステンレス彫刻作品で知られる。日本国内のパブリックアート作品も多数制作している。主な収蔵作品は、山梨県立美術館、栃木県立美術館、東北芸術工科大学など。