no.106
金沢健一
Kenichi Kanazawa
size
1200 x 300 x 300 mm
material
stainless steel
車止め bollard
金沢健一は鉄やステンレスの立方体の組み合わせによって、シンプルな作品をつくります。単純な方法で感動を与えることを目指す作家は多いのです。ステンレスは鉄とニッケルの合金ですが、この素材の登場は現代の空間を特徴づける輝きと軽さ、強さをもっています。現代の都市空間ではよく使われますが、それ故にそのシンプルな造形で独自の作品をつくるのに苦労するのです。
金沢健一/日本
Kenichi Kanazawa/Japan
1956-
1956年、東京都生まれ。1981年東京芸術大学大学院美術研究科修了。
鉄を素材とした幾何学的な彫刻作品を制作。パブリックコレクションは国立国際美術館、東京都現代美術館、板橋区立美術館など。近年では身体性を追求するワークショップなど、様々なジャンルとのコラボレーション作品も多数制作している。
1979、81年 東京芸術大学安宅賞/1981年「第3回ジャパンエンバ賞美術展」国立国際美術館賞/1982年「第14回日本国際美術展」東京都美術館賞/1998年「第1回岡本太郎現代芸術大賞展」準大賞/2003年「第20回記念 現代日本彫刻展」毎日新聞社賞、市民賞などを受賞。