no.080
ジョゼ・デ・ギマランイス
José de Guimarães
size
1400x1020x615㎜
material
ceramic, mortar, steel
オブジェ(見知らぬ人) object(stranger)
偶像
Idol
ギマランイスは赤、黄、緑、青などのはっきりした原色を使った楽しい人間の姿をよく描きます。立川では、タイルを寄せ集めた作品をつくりました。こういうモザイクはバルセロナ生まれのミロやガウディの仕事を思い出させます。ポルトガルもバルセロナも海と空と大地の強い色の影響をうけているからかもしれません。
ジョゼ・デ・ギマランイス/ポルトガル
José de Guimarães/Portugal
1939 -
1939年ポルトガルに生まれ、コレクターとしてアフリカを訪れる。67-74年アンゴラで過ごし、黒人文化に魅せられ、アフリカの文化を、自分の背景であるポルトガル文化に取り入れる独自の表現を試み始める。初期の頃は動きのある表現主義的なドローイングを紙に描いていたが、徐々にそれらを切り取って針金などで部分を繋げる、切り絵細工の仕事に変わって行く。後にそれが作品を天井から吊るすモビールや、凧にして空に飛ばすような動きのある仕事に変化して行く。87年マドリードで行われた「ポルトガル現代美術」展や、94年ドイツのヴルトゥ美術館で行われた「新しい具象的傾向」展など、広く国際的に紹介され、その活動はヨーロッパのみではなく、中国や日本など幅広い。
日本では近年、越後妻有大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭で活躍している。