no.082
河口龍夫
Tatsuo Kawaguchi
size
810φ㎜、750φ㎜、300φ㎜
material
metal
木のつけ文 letters tied to trees
関係-未来・2132年、関係-未来・ 2155年、関係-未来・2157年
Relation-Future 2132, Relation-Future 2155, Relation-Future 2157
河口龍夫は時間や物質の関係を見せようとする作家です。ここでは街に植えられた3本の桂の樹にそれぞれ直径の違った3つの銅の輪をはめました。この輪はそれぞれ2132年、2155年、2157年に予定される木の幹の太さなのです。私たちがそれを見て都市の中に移植された木の生命とその未来に思いをはせ、人間自体を考えるという仕掛けになっているのです。
河口龍夫/日本
Tatsuo Kawaguchi/Japan
1940 -
1940年兵庫県神戸市出身。多摩美術大学(絵画科)卒業後は神戸を拠点に作家活動を開始。
2010年まで倉敷芸術科学大学教授。現在は筑波大学芸術系名誉教授、京都造形芸術大学客員教授。1960年代から現在に至るまで、そのものとの間にある目に見えない「関係」を、さまざまな素材を用いて視覚する試みを続けている。
日本を代表する現代美術作家の一人であり、2007年名古屋市立美術館、兵庫県立美術館、2008年宇都宮美術館、2009年東京国立近代美術館にて個展を開催。 また、近年では 2012年4月には3.11後の世界をテーマにした展覧会を福島県いわき市立美術館で開催した。