no.060
イーエフペー
IFP
size
4950x900x350㎜(4 pieces total)
material
stainless steel, acrylic sheet, lighting equipment
街灯 streetlamp
IFPは、グループの名前です。アートは作家に属する物ではないという考えによって、はじめは従来のアートの考え方を変えるような仕事、たとえばシンポジウムまでをアートとするようなことでデビューしました。ここ立川では、夜の闇にあって青空に雲が浮いているというような視覚的な美しさを重視し、環境や建築空間などの調和を追求した照明作品をつくりました。
イーエフペー/フランス
IFP/France
1984結成-1995解散
IFPは、84年にフィリップ・トマ、ドミニク・パスカリーニ、ジャン=フランソワ・ブランによって結成される。I(=Information)は情報、F(=Fiction)は虚構、P(=Publicite)は広告の略。それは目的を定め、ある機能を果たす限られた意味を持つ機関ではなく、機会によっては構成メンバーも変わるといった、空に浮遊する雲のような曖昧な集合体で、芸術の実験を行うために作られた。彼らの仕事は、ファッション・ショーのプロデュースやシンポジウムのオーガナイズなど多岐にわたる。88年のヴェネチア・ビエンナーレ・アペルト展、90年ポンピドゥー・センターの「芸術と広告」展などに出品。他に、空間と美術の融合を考えたパブリック・スペースでの美術の仕事など、現代という時代の中における美術の在り方を、様々に模索している。