no.066
ジョナサン・ボロフスキー
Jonathan Borofsky
size
8120x2340x64mm
material
steel
道祖神(見知らぬ人)guardian deity figure(stranger)
ジョナサン・ボロフスキー
Jonathan Borofsky
ボロフスキーはずっと自分自身の姿をつくってきました。この鉄の労働者も自分が描いたデッサンをつめたブリーフケースを持っている作家自身です。足もとの数字は作家自身が埋めていった時間の経過をあらわしています。この社会のなかの自分をあたりまえな日常のなかでカウントすることが人間の孤独な存在を表しているようです。この像はこの地域で働く人の姿にも見え、共感を呼びます。
ジョナサン・ボロフスキー/アメリカ
Jonathan Borofsky/America
1942-
1942年アメリカ・ボストン生まれ。個人が全体を代表する普遍的な人間像になり、社会における現代人の象徴になる。「すべては一つ」のものである。この様な考えをもとにボロフスキーは、夢の中のイメージ、子供の頃の記憶、象徴的なオブジェや個人の意見を作品にして発表する。20世紀の美術は構成主義的要素と表現主義的要素に分類できると考え、双方の要素を作品中に求める。前者は、連続する数字の単純な反復、≪カウンティング≫の作品に代表される。79年には個人と政治の関わりを作品を通じて表し、80年ヴェネチア・ビエンナーレでは素描のコピー、即ち作品のイメージを入場者が持ち帰れるようにした。同年ポーラ・クーパー画廊で発表した卓球台の作品は観衆の参加で人間の相互作用を表すなど、表現の新しさは常に人々の注目を集める。